地方競馬は全国に15ヶ所あるのでレース数が多いことは想像つくでしょう。
しかし、実際にレース数が多いからといって何レースくらい開催されいてるのかは知らない人が多いはずです。
そこで、この記事では地方競馬では年間にいったいどのくらいのレース数が行われているのか、レース数が多いメリットやデメリットを解説していきます。
地方競馬のレース数はどのくらい?
地方競馬は全国各地の自治体が主催となっており、門別競馬場、帯広競馬場、盛岡競馬場、水沢競馬場、浦和競馬場、船橋競馬場、大井競馬場、川崎競馬場、金沢競馬場、笠松競馬場、名古屋競馬場、園田競馬場、姫路競馬場、高知競馬場、佐賀競馬場と全部で15ヶ所の競馬場があります。
これだけの競馬場の数があれば当然レース数も多くなってくるはずです。
「レース数は中央競馬と同じくらいではないのか?」と思っているかもしれませんが、これだけ多ければ中央競馬のレース数を大きく上回るのも想像できますね。
また、地方競馬は中央競馬と異なり平日にも開催されているので、そもそもの開催日が多くもなっています。
地方競馬のレースを計算
具体的に地方競馬のレース数はいくつくらいあるのか調べていきましょう。
中央競馬のレース数に関しては年間で3300レース程という情報が出ていますが、地方競馬に関する情報は一切ありません。
そこで、レース数を把握するために2019年の年間開催数を調べ、そこからレース数を計算していくことにします。
まずは、楽天競馬の日程表を使い2019年の地方競馬開催数を調べてみました。
ばんえい競馬など、特殊な競馬もありますがそれも含めてた計算となります。
楽天競馬の日程表から全ての開催日を抽出すると、全部で1299回開催されている事が分かりました。
この数字を見るだけでもかなりのレース数がありそうですよね。
1開催で行われるレースは10レースから12レースとまばらになっていますが、今回は全ての開催で12レース行われていたと想定します。
すると、「開催日:1299回」×「レース数:12レース」で、およそ1年間に地方競馬は15588レース開催されていたことになります。
つまり、1年間毎日欠かさずに地方競馬のレースが行われていたとしても1日42レースがあるのです。
実際に開催レース数を考えたことはありませんでした、このレース数を目の当たりにすると驚きの結果ですね。
中央競馬のレース数と比較
年間で15588レース開催されている地方競馬ですが、中央競馬と比較するとどの程度のレース数があるのでしょうか?
中央競馬で開催されているレース数は年間平均で3300レースほどと言われています。
この数字から見ても、地方競馬は中央競馬の5倍もレースが行われていることが分かりますね。
中央競馬が開催されているのは、札幌競馬場、函館競馬場、福島競馬場、新潟競馬場、東京競馬場、中山競馬場、中京競馬場、京都競馬場、阪神競馬場、小倉競馬場の10会場に対して、地方競馬は門別競馬場、帯広競馬場、盛岡競馬場、水沢競馬場、浦和競馬場、船橋競馬場、大井競馬場、川崎競馬場、金沢競馬場、笠松競馬場、名古屋競馬場、園田競馬場、姫路競馬場、高知競馬場、佐賀競馬場と全部で15ヶ所の会場があるので、これも地方競馬の方がレース数が多くなる要因かもしれません。
また、中央競馬は基本的に週末の土日にしか開催されていないのに対して、地方競馬は平日も週末もどこかしらの競馬場でレースが開催されています。
これらの2つが理由となって地方競馬のレース数が多くなっているのです。
レース数が多いメリット
地方競馬は非常にレース数が多い事は分かって頂けたかと思いますが、レース数が多いことによってメリットがあります。
・平日・土日問わず遊べる
・レース数が多い分、馬券を購入して稼げるチャンスが多い
この2つのメリットについて見ていきましょう。
平日・土日問わず遊べる
地方競馬のレース数が多くなる要因の一つの「平日でも開催」している事がメリットとして挙げられます。
平日でも開催しているという事は、仕事帰りのサラリーマンや昼休みに遊んだりすることもできるでしょう。
この、いつでも遊べる点は地方競馬の最大の魅力かもしれませんね。
馬券を購入できるチャンスが多い
地方競馬はレース数が多い分馬券を購入できる回数が必然的に増えてきます。
買う人はいないかもしれませんが、地方競馬の全レースを購入すると15,000回近くも馬券を購入することができます。
対して、中央競馬の全レースを購入したとしても3,300回程度しか購入できないのでその差は歴然です。
馬券を多く購入するためには、それなりのお金が必要となりますが、馬券購入回数が増えれば増えるほど、的中させるチャンスが増えたり、稼げるチャンスが広がると言えるでしょう。
レース数が多いデメリット
レース数が多いのはメリットばかりではありません。
レース数が多いために、馬券を買いすぎてしまったり、レースの予想がおろそかになってしまう事も考えられます。
レース数が多いからといって遊び過ぎてしまうのは非常に危険なので、レース数が多いデメリットも覚えておきましょう。
馬券を買いすぎてしまう
レース数が多いと、ついつい馬券を購入しすぎてしまう事があります。
レース数が多く、馬券を多く購入できるのは楽しいかもしれませんが、レースが開催される度に多くの馬券を購入してしまうと収支がマイナスになってしまう可能性が高まります。
「このレースの予想は自信がある!」といったレースだけに絞って予想するのであれば良いかもしれませんが、楽しむためだけに馬券を買いすぎてしまうのには注意してください。
レースの予想がおろそかになる
馬券を買いすぎてしまう事にも繋がりますが、レース数が多いとレースの予想がおろそかになってしまうことが考えられます。
地方競馬で遊んでいる方の中には「次のレースもあるから」という理由で次々と馬券を購入する人がいます。
そして、レースの予想も事前に行うのではなく、馬券を購入し、次のレースが開始されるまでの短い間だけで予想を考えようとしていたりもするのです。
当然、その短時間で予想をしたとしても正確な予想を考えられるわけありません。
いくらレース数が多くて馬券を購入できる回数が多かったとしても、やみくもに馬券を購入するのではなく、地方競馬で勝つためには一つ一つのレースの予想をしっかりと行うことが大切です。
まとめ
今回の記事では地方競馬のレース数を計算し、そのレース数の多さから考えられるメリットやデメリットを紹介しました。
あまり出回っていない情報なので、当サイトで独自に地方競馬のレース数を計算したところ、地方競馬のレース数は年間で15588レースもある事が分かりました。
15588レースというのは、中央競馬と比べても5倍以上もあり非常に多くのレースが開催されています。
地方競馬のレース数が多い理由としては、
・土日・平日問わずレースが開催されている
・開催競馬場の数が多い
という理由が挙げられました。
また、レース数が多くなると馬券を購入できる回数が増え、的中させる回数や稼げる可能性も増えていくでしょう。
しかし、多いレース数の分だけ馬券を購入するだけでは地方競馬で稼ぐことはできないので、1レース1レースをしっかりと予想して馬券を購入するようにしてください。